僕が家を建てる理由はだいたい百個くらいあって

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新居における「洗濯」に関する間取りや乾太くん、お金についてのエトセトラ

我が家は共働きなので、家事は俺と妻がそれぞれ担当を決めて分担しており、洗濯は俺。結婚してから数年は真面目にベランダに干して取り込んでたたんでいたのだが、ある時期から面倒になり、乾燥はコインランドリーを利用するようになった。もちろん料金は俺のこづかいから出していた。


コインランドリーは車で5分程度のところにあったのだが、だんだんこの「車で5分」すら面倒になり、この作業が死ぬまで毎日続くのかと思うと、絶望感しかなかったので、新居では洗濯の作業量を可能な限り圧縮できるような設備と間取りを導入した。


もちろん洗濯だけではなく、妻が担当の料理なども効率化を企図しているが、今回は「洗濯」について記録として。


洗濯室(兼脱衣室)に、タテ型洗濯機と洗濯作業フローの要である乾太くん(5kg・デラックスタイプ)を設置。以下、間取り図のオレンジ色の矢印は、写真のアングルを指す。

洗濯係が身長173cmの俺なので、洗濯物の出し入れやフィルター清掃の作業について、高さ的にはまったく問題ないのだが、女性が洗濯係だと、床に並列配置も検討した方がいいかもしれない。洗濯とすすぎの1回目に前夜の風呂の残り湯を使うので、場所もここで問題ない。


天井からホスクリーンと、造作の奥行き55cmの作業台。

洗濯機が止まると、基本的にはそのまま乾太くんにリフトアップするだけなのだが、トレーナーやシャツなどのハンガーものはここで干す。あと、乾燥機がNGなものもここで救出。

ドラム式洗濯乾燥機の方が全自動で楽よ、という意見もあるし一理も二理もあるが、俺としてはやはりこの選別・救出のタイミングが必要なので、独立式乾燥機のメリットがでかい。あと、洗濯の2回転目もすぐにスタートできるので、リネン類などを洗濯したい日の時短効果も大きい。

乾太くんは作動時に大量に室内の空気を排気するので、せっかく調温した空気の排出を最低限にするために、勝手口を採風可能タイプにして、作動中は意図的にショートサーキットを起こすようにしている。現時点では想定通りにワークしている。夏期は要確認。


洗面室をハブに、4畳のウォークスルークローゼットと接続。洗濯室は引き戸で閉めることができる。

約40分でふわふわに仕上がった洗濯物を作業台でたたみ、徒歩4歩のウォークスルークローゼットに収納。エコワークの高気密高断熱のおかげなのか、ハンガーにかけて干したものも夕方にはしっかりと乾いているので、そのまま収納。


以上が俺の洗濯作業ルーティンなのだが、本当に楽になった。基本的には朝一番に洗濯をスタートさせるのだが、10時前には洗濯がすべて終わっている。ノーストレス。


はい、お金の話。

先日、引っ越して初めての丸々1ヶ月分のガスの検針結果が投函されていたので、確認したら、30日で3,164円となっていた。簡単のために端数を切り捨てて、1日100円。稼働回数は1年間通じてそこまで変動しないので、ガス代が大きく跳ね上がらない限り、1日100〜130円のレンジで収まりそう。


で、過去にも一度記事にしているが、コインランドリー時代の費用は、以下のような感じ。2021年のデータ。

2021年 コインランドリー代
1月 10,000円
2月 12,900円
3月 13,200円
4月 9,300円
5月 11,700円
6月 10,400円
7月 14,500円
8月 10,200円
9月 10,000円
10月 11,100円
11月 13,300円
12月 11,200円
合計 137,800円


ざっくりだが、年間10万円程度安く上がるよう。ちなみに稼働は昼間がメインで、おそらく太陽光発電で賄えているので、電気代は考えないものとする。


乾太くんの導入は打ち合わせ当初から決めていたので、手配をすべてエコワークスにお願いしており、排気の先行配管などもすべてエコワークスが実施。おかげで、壁に直径95mmの穴をぶち開けたにも関わらず、最終的にはC値0.2でフィニッシュ。我が家は都市ガスエリアではないので、乾太くんのためだけにプロパンガスを契約して工事。専用の架台と逆流防止ダンパーをオプションで購入。


全部ひっくるめて乾太くん関連費用が50万円だとすると、約5年でイニシャルコストはペイする計算。5年以内の故障は考慮しないものとする。


金額的にもかなりメリットが大きいし、それよりなにより、時間的にも作業的にも、そして車を運転してコインランドリーに通うというリスクを考慮しても、本当に導入してよかった。