新居からは、クリーニングで渡されるピンクのプラスチックハンガーやワイヤーハンガーを撲滅したいということで、妻があれこれ調べて見つけてきたドイツのマワハンガーを、大量に購入した。
マワ社は1948年にドイツ ミュンヘン近郊のパッフェンホーフェンで創業し、以来70年以上ハンガーのみを創り続けるメーカーです。
マワハンガーの特徴は二つ。「すべりにくい」と「省スペース」。
4畳のウォークスルークローゼットで家族全員分の衣服を管理するので、かなりの本数を購入して、1ヶ月ほど使ってみたのだが、我が家では不便の極みで生活の質が落ちるという結論に達した。
「すべりにくい」
「すべりにくい」というアピールポイントは嘘ではないのだが、実際には「取りにくい」というのが使ってみての感想。本体表面が特殊なPVC樹脂でコーティングされており、その樹脂の高い摩擦係数が衣服のすべりを防ぐというものなのだが、あまりにもベタベタしており、かけにくいし取りにくい。子供が自分の洋服を選ぶときに、ハンガーにかかったままの状態から取ることができないので、背伸びしてハンガーを外して衣服を取って戻す、というクソ面倒くさいことになっていた。
チョイスした立場上、妻は「不便!」とはなかなか言い出せなかったようだが、ついに先日、白旗をあげて「ダメだこりゃ」と降伏宣言。翌日、無印のアルミハンガーを買いにいった。
すべる!かけやすい!取れる!
「省スペース」
これはハンガー自体が細いので、省スペースと言えなくもないが、実際にまとめてぶら下げると、不規則に重なって、醜いことこの上ない。これならまだ、クリニーング屋のピンクプラスチックの方がいい。
うちが購入したマワハンガーは1本366円。一方の無印良品は3本390円。わざわざドイツから来てもらって申し訳ないけど、我が家では使っていて辛かった。使って辛いハンガーなんて、この世にあったんだ。
やはり、インスタやTwitterのプロフィールに楽天ルームのURLを張っているようなキラキラしたアカウントがおすすめする素敵商品をそのまま信じるのは少し危険。近いうちにメルカリで大量に出品するので、気になる人は買ってください。おすすめはしませんが。