アパートに住んでいる時には、「防犯」についてほとんど考えてこなかったのだが、家を建てて住み始めたら、いきなり気になり始めた。借り物の家と自分の家でここまで考えが変わるとは、我ながら呆れるが、とはいえSECOMやALSOKに警備を申し込むほどの資産があるわけでもないので、テクノロジーを利用して自前でどうにかしようという考え。
あまり予算や手間をかけずに「スマートホーム」ごっこもしたいので、防犯カメラとしてGoogle Nest Camを導入して、玄関に設置してみた。屋外対応のバッテリー式。
自宅のスマートホーム化のベースとしては、AppleのデバイスとGoogle Homeの2本立てなので、すでにiPhoneにはGoogle Homeアプリがインストールされており、スピーカーやテレビと接続して使っているので、Nest Camの設定は箱から出して、アプリと接続したら終わり。簡単。
一番の難関は、自分の手で新居の軒天井にネジをぶち込むことだったのだが、勇気一閃、無事にネジ2本、挿入完了。あとはアタッチメントをねじって、マグネットでつけたら終わり。マグネットはかなり強力なので、通りがかりに盗難されるようなことはなさそう。見た目もシンプルですっきりしている。
センサーの動作と撮影も、問題なし。
Google Nest Camのテスト。娘のランドセルを背負って帰宅する中年男性。 pic.twitter.com/wVplCkfPG4
— コウ・タロウ (@KcysHouse) February 6, 2023
で、ここから先は、月額630円のサブスクリプション型有料サービスのGoogle Nest Awareを利用していることが前提になるのだが、アプリでかなりいろいろと細かく設定できて、本当によくできている。
まずは認識して通知をスマホに飛ばす対象エリアの設定だが、多角形で指定できるので、人間が駐車場からの階段を登り始めた時点で録画を開始して、通知を飛ばすようにした。学校帰りの息子で試したが、正確に動作していた。
また、双方向で音声コミュニケーションが可能なので、遠隔地からの誰何も可能。
で、通知は対象エリア内に対象物が入った時だけなのだが、これを動物や車までに広げると、通知がひっきりなしに届くし、バッテリーが速攻で死にそうなので、状況によって最適化する必要があるが、我が家は当面、「人間がアプローチ階段を上がり始めたら」と「人間が玄関から出ていったら」を通知対象とした。

30日間、動画を保存してくれる。選択してスマホにローカル保存なども可能。

夜間の映像は白黒になるが、それなりに鮮明。
顔を認識してくれて、タグをつければかなり正確に誰がカメラに映ったかを通知してくれるので、家族4人はとりあえず登録した。しばらく使ってみて、バッテリー周りの取り回しなどに問題がないことが確認できたら、勝手口用ににもう一台導入予定。民製品でここまでの性能があるのは本当にありがたい。