真似する気も能力もないが、お笑い芸人以外の部分での異能ぶりが好きで、ダチョウ倶楽部の寺門ジモン(敬称略)を尊敬している。食・自然・クワガタ・肉体・スニーカーなどへの、異常なまでの執着。
YouTubeの『寺門ジモンのウザちゃんねる』も、楽しい。
そんな寺門ジモンが主人公の漫画がかつて、月刊と別冊のヤングマガジンに連載されていた。その名も『ネイチャージモン』。
『ネイチャージモン』は、原作:寺門ジモン、作画:刃森尊による日本の漫画作品。『別冊ヤングマガジン』2007年第24号から『月刊ヤングマガジン』2012年第12号まで連載された。
(Wikipediaより)
リアルタイムで読んでいたのだが、不明にも単行本を買っておらず、いざ読み返したくなっても時すでに遅しの絶版になっていたのだが、8月に全9巻がめでたくKindleでリリースされたので、速攻で全巻買った。
やはり楽しい。漫画自体は美味いものを食った時のリアクションのバリエーションが乏しく、後半はダレてくるが、それでも極趣味人としての寺門ジモンの魅力が詰まった作品。
で、1巻2巻と読み進めていたのだが、第3巻収録の第10話「都会のジャングルに棲む男」を読んで、瞠目させられた。この怪人、2009年に新型コロナウイルスの登場を予言して、人類より10年未来を生きていたのである。

都市におけるサバイバル術についてなのだが、新しい感染症だけではなく、戦争や大地震をも想定して日常をサバイブしているジモン。常に背負っている重量30kgのリュックには、あらゆる状況をサバイブするためのギアが詰め込まれている。東日本大震災の2年前、宇露戦争の13年前に。



やっぱり世の中をおもしろおかしく生き抜くのは、とんがって極端でぶっ飛んでいる人なのだ。