僕が家を建てる理由はだいたい百個くらいあって

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真夏の大人の遠足記録その1 - 高千穂峡、散策

ある夏の2日間。命の洗濯をしようということで、妻と2人で、旅に出た。大人の遠足。


メインは黒川温泉の深山山荘での滞在なのだが、せっかくなので車で足を伸ばして、まず高千穂峡へ。高千穂大橋を望みながら階段を降り、散策。気温は、同時刻の福岡よりは低いが、それでも30度オーバー。


目に痛いほどの緑に包まれながら歩く。



甌穴(Pot hole)
岩盤からなる河床に出来る円筒形の深い穴をかめ穴、又はポットホールといいます。河床の岩盤のくぼみや割れ目の所に渦巻きを生じ、そのエネルギーによって穴が出来、さらにその穴に入った小石が渦巻きによって岩盤を削るためこうした深い円筒形の穴が出来ます。


くだりは汗もかかず、気持ちよく調子よく歩く。



仙人の屏風岩(高さ約70m)
対岸に広がる屏風面の岩を、仙人の屏風岩と言いいます。
上流の神橋付近から下流の真名井の滝・ボート乗り場付近までは自然の造形美の美しいところです。
昭和九年に付近一帯が「名勝天然記念物」に指定されています。


iPhoneの広角撮影だと、これが限界。



鬼八の力石(重量約200トン)
前方の大きな石が鬼八の力石です。高千穂神社の祭神三毛入野命は弟の神武天皇とともに大和に行かれますが、伝説では再びお帰りになり、高千穂郷一帯で悪行をはたらいていた鬼八を退治し、この地を治めたといわれています。この時、鬼八が三毛入野命に投げ、力自慢をしたという石といわれています。


縦と横にそれぞれ割れがはっきりと分かれた奇岩。どのようにして、どれくらいの年月を経て、このような面構えになったのか。


この日は雨による増水もなく、貸しボートが繁盛していた。俺たちは利用せず。


帰路、駐車場までののぼりで、俺も妻もバケツで水をかぶったような汗をかいた。ちょうどよく腹も減ったので、昼飯屋を探す。