ある日。妻と福岡市美術館で開催中の『ミナ ペルホネン/皆川明 つづく』を観てきた。
と言っても、「ミナ ペルホネン」が何かは全然知らなかったのだが。
デザイナーの皆川明(1967-)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。
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多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、本展覧会では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示いたします。ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考をこれまでにない規模で紹介する本展覧会は、私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらすことでしょう。
(公式ウェブサイトより)
観客男女比率、男1に対して女9。日常生活に取り入れたくなるような「柄」が、いっぱい。
人は「体験」することはできますが、
それを「経験」として生かすことはそれほどたやすいことではないと思う。
建築家 中村好文