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東明館中学校の神野元基(じんのげんき)校長との「対話」(東明館・テックパーク共催「未来の学校」にて)

普段、オンラインでのプログラミングスクールなどで息子と娘がお世話になっているテックパークと、佐賀の基山町にある私立中高一貫校の東明館が共催のイベント「未来の教室」に、参加してきた。

テクノロジーの凄まじい成長により、変化の激しい現代において、先の未来を考え、自ら課題ややりたいこと発見し、自ら解決のために行動する力が求められています。また、グルーヴノーツと東明館は連携協定を結んでおり、日々の授業ではAIを使用した学習やポスター、キャラクターの作製などさまざまなテクノロジーを利用した学習を行なっています。そこでこれまで行ってきた学びを、小学生の皆様に提供することで先を見通し、未来を創造していく人財育成のきっかけづくりが可能であると私たちは考えています!!

今回は、
小学3年生〜6年生のお子さまを対象に、ドローン体験、AI体験、CG体験、クリエイティブ体験などの様々な体験の中から、CG体験を行います。
Tinkercadというツールで「理想の部屋づくり」をテーマに、iPadで操作し製作します。


妻が仕事で不在の土曜の、子供の暇つぶしぐらいにしか考えていなかったのだが、子供がWebアプリ「Tinkercad」での3Dモデリング体験をしている間、親は東明館の校長先生との「対話」の時間となっており、申し込み当初考えていたより、濃いイベントだった。

また、この未来の教室においては、
東明館中学校・高等学校 校長 神野元基
(中央教育審議会 初中等部会臨時委員、産業構造審議会 教育イノベーション小委員会委員、宮崎市 教育CIO)
が参加し、保護者向けのワークショップを行います。ぜひ、ご参加ください!


不勉強かつ準備不足もいいとこで、東明館も神野元基氏も、氏が興した会社であるCOMPASSが開発したAI型タブレット教材「Qubena」のことも、なんにも知らずに参加したのだが、息子が小学4年生になり、このままなにも疑うことなく公立中学に進学してもいいものかという問題意識を、妻と一緒に持ち始めたところだったので、望外に有意義な時間となった。


今年度から校長となった神野さんは、髪の毛に緑のメッシュが入っており、いわゆる「校長先生」のイメージからはかけ離れた人だったが、教育についての想いはとても熱く、かつ最先端。

経済産業省ウェブページより】


印象に残ったのは、「子供が憧れる職業に消防士が入っているのはまずい、これから先、ホースを握りしめて火の中に飛び込んでいく消防士という仕事は、消火マシーンのオペレーターに置き換わられるべき」という言葉。部分的には極論ではあるが、テクノロジーがあらゆる職業に対して再定義を求めてくるこれからの時代の、真理でもあると思う。


神野校長が指揮する東明館は「対話によって変わり続ける」を大原則として、学校を運営していくとのこと。この日のイベントでは、約90分の対話でしかなかったが、とても意義深いものだった。子供たちはiPadで、珍妙な3D作品を作っていて、こちらもこちらで楽しんだ様子。終了後、テックパーク隣の「天神ホルモン」で焼き肉ランチを食して、帰宅。