9月23日に間取りや内装、設備の最終確認が終わり、当面打ち合わせがない時期に突入した。
するとまあ、見事にブログに書くことがない生活になり、俺自身もこのブログの存在を忘れてかけていたのだが、自宅建築をお願いしているエコワークスのイベントに参加してきたので、久しぶりに記録として。
エコワークスのオーナー棚田で稲刈り体験
エコワークスのオーナー棚田での田植え体験が6月にあったのだが、冷夏やイノシシなどの獣害を乗り越えて、めでたく黄金の足穂を実らせたので、稲刈り。田植え体験については以下。
田植えの時と同様に、いとしまシェアハウスによる指導のもとで、作業開始。鎌で稲を刈り、束ねて天日干し。
私たちの集落にとって、棚田はお米をつくる”ただの田んぼ”ではなく豊かな生態系を育む場だったり、美しい地下水をつくったり、増水を抑え土砂や災害を防ぐ、という大切な役割もあります。
お米を作って販売しようとしても、手間も時間もかかる小さな棚田で収穫できる量ではやった分だけ赤字になってしまう。それでは、この棚田文化を守っていくためにどうしたらいいか、と考えた末にスタートしたのが「棚田のオーナー制度」です。
街の人たちに里山文化を体験してもらいながら、棚田で仕事をつくることで地域が継続的に田んぼを維持していける、という仕組みです。
息子と娘、大活躍。
この日の糸島、日中は30度超えのちょっとどうかと思うような陽気。汗だくになりながらみんなで稲刈り。最後は疲労困憊になりながらも、心地よい全身疲労。
帰りにきららの湯で汗を流して、帰宅。
刈った稲は、このまま約2週間ほど天日で干されてから、脱穀後、新米として分けてもらえるとのこと。作業後に、いとしまシェアハウスのちはるさんに聞いた話では、刈られた瞬間から、稲は茎部分の栄養を米に集め始めるらしく、天日でじっくり干すことにより、機械で刈られてすぐに脱穀された米よりも旨味が増すので、米農家によっては、出荷する米とは別に自分で食べる分の米は天日干し、とのこと。
この話、エコワークスとの家作りの中でも、ほぼ同じ話を聞いてきた。米を木材、天日干しを天然乾燥、農家を大工に置き換えればよろしい。
米も家も、手間をかけなければいいものができない、というお話。エコワークスの小山社長がいとしまシェアハウスに共鳴するわけだわ。
それはそれとして、子供と一緒にいい体験ができた。
棚田の場所(福岡県糸島市二丈福井)
Google Mapの衛星写真でも、棚田がしっかりと確認できる。