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今、日本で一番面白い漫画の公式副読本 - 『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」』中川裕

1週間ほど前から、夫婦で『ゴールデンカムイ』にハマってトチ狂っている。


アニメの1・2期をNetflixで、3期をAmazonプライムビデオのレンタルでそれぞれ一気見し、返す刀で既刊のコミック全26巻を大人買いして2回通読、「となりのヤングジャンプ」で期間限定で全話無料公開されていたので、最新話まで追いかけてを、約1週間でこなした。夫婦間の会話も、ここ数日はほぼ『ゴールデンカムイ』に関することばかりで、子供にも呆れられるし、生活にも支障をきたすレベルなのだが、本当に面白いので、これでいいのである。まさに、大河浪漫漫画。

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で、『ゴールデンカムイ』の世界により深く耽溺したいたということで、同じ集英社から出ている副読本も購入して読んだのだが、『ゴールデンカムイ』をとっかかりとしつつも、アイヌ文化についてのアカデミックな論考や、さらに深く潜るための参考文献リストなども充実していて、コンパクトな新書ながらも、しっかりとした1冊だった。

もちろん、本書を読んで得た知識を確かめるべく、コミックの3周目に突入するわけだが。

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本書は『週刊ヤングジャンプ』編集部の全面的な協力のもと、「ゴールデンカムイ」の監修者を務めている私が、その立場から漫画の絵やコマをふんだんに用いつつ、アイヌ文化のエッセンスを解説した入門書です。「ゴールデンカムイ」のファンである方がより知識を深め、さらに漫画を楽しむことができることを目指しているのはもちろんですが、この漫画を知らない方でも楽しめるように、最大限の配慮をして書いています。

(6ページ)


『ゴールデンカムイ』がなぜ我々夫婦をそこまで惹きつけるかについては、まだはっきりとした答えが出ないのだが、物語は最終決戦の火蓋が切って落とされたところで、未完になるのではなく、ちゃんと終わってくれるだろうという、作者への信頼があるので、安心して読み進めることができている。最新刊の第27巻も、もうすぐ出る。


今、日本で一番面白い漫画の公式副読本。

【目次】
序章 アイヌ文化に人々を惹きつける「ゴールデンカムイ」の魅力
第1章 カムイとアイヌ
第2章 アイヌの先祖はどこから来たか?
第3章 言葉は力
第4章 物語は知恵と歴史の宝箱
第5章 信仰と伝説の世界
第6章 「ゴールデンカムイ」のグルメワールド
第7章 「ゴールデンカムイ」の名シーンの背景
第8章 アシパたちの言葉 アイヌ語とは
終章 アイヌ語監修というのは何をやっているのか?