棚田で田植え体験
自宅の建設をお願いする福岡の工務店・エコワークスのイベントに参加してきました。前回は工場見学でしたが、今回はいきなり田植え。なぜか。
いとしまシェアハウスの棚田オーナー制度
いとしまシェアハウスが主催する棚田オーナー制度というものがあり、その活動と理念が、「環境活動経営」を標榜して実践しているエコワークスの価値観にも共鳴するということで、今年からエコワークスが棚田オーナーとして参画されているとのこと。以下は、棚田オーナー募集のブログより引用。
私たちの集落にとって、棚田はお米をつくる”ただの田んぼ”ではなく豊かな生態系を育む場だったり、美しい地下水をつくったり、増水を抑え土砂や災害を防ぐ、という大切な役割もあります。
お米を作って販売しようとしても、手間も時間もかかる小さな棚田で収穫できる量ではやった分だけ赤字になってしまう。それでは、この棚田文化を守っていくためにどうしたらいいか、と考えた末にスタートしたのが「棚田のオーナー制度」です。
街の人たちに里山文化を体験してもらいながら、棚田で仕事をつくることで地域が継続的に田んぼを維持していける、という仕組みです。
ということで、エコワークの小山社長・社員のみなさん・ホームオーナーの方や、現在進行形で建築中の方、そして間取りの打ち合わせ中の我々など、関係者が集まって田植えを体験しよう、というイベント。
小学生の息子と娘も参加
我が家は、妻がどうしても仕事で都合がつかなかったので、親子3人で参加してきました。昔は家の田植えの時には小学校を休んで手伝ったものです。ということで、息子と娘も小学校は、おやすみ。
田植えの様子
以下、写真16枚。場所は福岡県糸島市二丈福井。6月にしてはちょっと暑い、絶好の田植え日和。朝9時集合ということで、普段より早起きして出発。
駐車場に車を停めて、ゆらりんこ橋を渡って棚田に向かいます。
いとしまシェアハウス・エコワークス関係者・ホームオーナーの総勢約30人が集合。小さな子供たちも8人ほどいて、ちょっとした遠足。
小山社長から、なぜエコワークスが棚田オーナーになったかについての解説。神妙な様子で拝聴する、息子と娘。
シェアハウスのこういちさんによる苗植え講義。
田んぼに張った糸と竹の尺にそって植えていきます。
やる気満々。
生まれて初めて泥田に足を突っ込んだその感触をしばらく楽しんでから、田植え開始。兄も妹も、頑張りましたが、オタマジャクシやタニシやアメンボ、カエルなど、あふれる豊かな生き物たちにも驚き、ぎゃあぎゃあ騒ぎながらも、田植えは順調に進みました。
2人とも、泥まみれ。
約2時間の作業で、4枚の田植えが終わりました。
その後しばらく、オタマジャクシを捕まえたり、用水路のきれいで冷たい水を浴びたり、トカゲを捕まえてドヤ顔したり。
最後はそれぞれが持参したお弁当を食べて、解散。田植えから稲刈りまでの間の作業は、シェアハウスのみなさんが面倒を見てくれるとのこと。要所要所でまた集まって作業を楽しみつつ、秋の稲刈りを経て、無農薬・天日干し棚田米が完成します。
感想
子供たち、普段の生活の中では触れることのない自然に触れたり、自分たちが普段食べているお米が作られるプロセスに参加できて、よい学びになったようで、本当に楽しかったとのこと。秋の稲刈りには、なんとか仕事の都合をつけて、妻も一緒に参加したいと思います。お誘いいただき、ありがとうございました。
棚田の場所(福岡県糸島市二丈福井)
Google Mapの衛星写真でも、棚田がしっかりと確認できる。