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催眠・気功・古武術で変性意識状態を操る - 『自分のリミッターをはずす! 完全版 変性意識入門』苫米地英人

積読されていた苫米地英人氏の著作を消化中

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【苫米地英人『自分のリミッターをはずす!』】

積読本をじゃんじゃん消化して、どんどん処分していこう。


催眠・気功・古武術を通じて「変性意識状態」についての理解を深めようという内容。基本的に言っている内容はいつもの苫米地英人節と大差はないのだが、催眠・気功・古武術という切り口が加わることで、ふわふわとして理解しにくい概念が、少しわかりやくすなる。

日本人は「気」に過大な期待を寄せすぎてしまったがゆえに、客観的な研究が進まないのに対して、 アメリカやイギリスはあくまでも実利を追求して、西洋医学を補完するものとして研究し実践している、と言うあたりは非常に面白かった。 おそらく漫画『ドラゴンボール』のかめはめ波の罪が大きいと思う。

変性意識状態の定義は酩酊状態であるとか、そういったことではなく、人間の意識が物理空間ではないところに臨場感を持った瞬間から始まるのです。
ですから音楽を聴いているときはもちろん、小説を読んでいる時などでもそうです。ストーリーに夢中になり、ハッとしたり、怒ったり、涙を流しているときは、確実に目の前の現実ではなく、あなたの頭の中で構築された想像の世界、つまり情報空間に臨場感を強く持っています。

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私たちは情報を複合して判断するようになってしまったがために、簡単に判断をひっくり返されるようになってしまっているのです。

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東大生がなぜ東大に入れたのか?それは努力したからです。しかし、催眠術師の目から見ると、「しっかり思い込めたから」ということができます。いくら才能があっても思い込めないと能力は発揮できません。思い込めれば、自分が持っている力、潜在能力も含めて、最高の力を発揮することができます。

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コーチングの元祖で苫米地博士の師でもあるルー・タイス氏の言葉に、「Goal comes first.Reality is second.(ゴールが認識を決め、認識が現実を生み出す)」というものがあります。

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気功だけでなく、ヨガや武術でも禅でもそうですが、呼吸法はもともと変性意識状態になるための手段として発達してきた技術です。

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