1つ目は、今の3LDKじゃ息が詰まりそうになった
2008年に結婚して、2012年に息子を、2013年に娘を授かりました。
結婚してから今に至るまで、3LDKのマンションに住んでおり、間取りは、リビングダイニングキッチン13.5帖・洋室6帖・和室6畳・和室6畳の約75平米。子供が生まれるまでの妻との2人暮らしはもちろん、子供が小学校に上がる前までの4人暮らしも、なんの問題もなく、快適に住んでいました。しかし、子供が小学校に入学し、ちょっとどうかと思うような量のご飯を食べるようになって、どんどん体が大きくなってくると、様子が変わってきました。

夜は和室6畳に布団を3組敷いて4人で雑魚寝しているのですが、どうにもこうにも狭い。間に寝ている息子と娘が寝ながらドタンバタンと暴れ回るし、布団を奪い合う。転がって乗り上がってきた息子を、妻の腕力で転がせなくなったあたりから、今の暮らしのままだと、我々夫婦の睡眠の質が下がる一方なのでは、と危惧するようになりました。

また私も妻も、自宅でかなりしっかりとデスクワークをする必要があるので、洋室6帖・和室6畳をそれぞれの書斎として使っているのですが、子供から「ぼくも(わたしも)自分の部屋がほしい!」とせがまれることが多くなりました。まだ小学校低学年なので、学校の宿題はリビングでやっているのですが、そう遠くない未来に、それぞれが自分のプライベートスペースが切実に欲しくなるのも事実。

結婚して10年。今の3LDKじゃ息が詰まりそうになりました。
2つ目は、コロナ禍の日々が僕を誘っていること
妻となんとなく「家、建てたいね」と話したりはし始めていたのですが、妄想の域を出ないまま、でもなんとなく今の暮らしがこのまま続くのも心地よくない、というような状況で、それでも楽しく日々を過ごしていましたが、2020年の年明けから、どうも世の中の状況がおかしくなってきました。新型コロナウイルス禍でした。
息子の新学期と娘の入学式が無期延期になり、自営業の妻も自宅待機。4人で、朝から晩まで一緒に家で過ごす日々が始まりました。
そのような生活の中で、否応なく「家」の重要性を強く認識するようになりました。家族の健康と安全をしっかりと守ることができて、しかもゆとりがあって性能も高く快適。そんな「家」への欲求が、高まらざるを得ない日々を、新型コロナウイルス禍はもたらしました。

自粛期間中は、家族でひたすら散歩をして過ごしたのですが、今まで気になることのなかった、よその家の構えや、建設中の家、空き家や空き地、売り出し中の不動産物件などが、アンテナに引っ掛かるようになりました。
3つ目は、近所の土地を買ってもいいかな
感染者数の一進一退や行政の右往左往もあって、緊急事態宣言や自粛要請が解除されたり再発令されたりで、世の中は相変わらず落ち着かないまま2021年を迎えました。もちろん今も。
私達夫婦の、「家」に対する欲求は強まる一方でしたが、いかんせん、こればかりはやる気があるだけではどうにもならず、やはり先立つものと土地がなければどうしようもありません。
それぞれに理由はありますが、私達夫婦が建てたい「家」のぼんやりとした条件としては、
- 5LDKの間取りが可能なだけの広さ
- 同じ校区内、さらに贅沢を言えば、同じ町内会内
- 金額的に手が届く
というもので、こんな条件を満たす土地など、あるわけがないのです。
が、ありました。経緯の詳細は、書ける範囲で今後、記録していこうと思いますが、ありがたいご縁があり、2021年1月某日、私達の希望を満たす土地が売りに出るという情報が入ってきました。
ここから怒涛の勢いで、土地を見学に行ったり、預金通帳を睨んだり、銀行に相談に行ったりと大忙し。
2月いっぱいバタバタと各段取りと、各所への根回しを終わらせて、無事に土地売買契約を交わすに至ったのです。

なんて思っていること
ということで、人生の折り返し地点を過ぎた中年夫婦と小学生2人の4人が、これから「家」を建てることになりました。
現在は、仕事をお願いする住宅メーカーを決定して、これから間取りの打ち合わせを始めつつ、土地の売買契約を完了させるための確定測量待ちの段階です。
おそらく、生涯最初で最後の自宅建立になると思いますので、「家」に関するあれやこれやを日記として記録していこうと思い、このブログを開設しました。どうせなら、雑多に「住・食・読・学・旅・玩・贅・遊・寝・愛」などについても記録していこうと思っています。
ブログのタイトルについて
くるりの『ハイウェイ』のパクリです。
ここ2ヶ月ほど、「家を建てる」ということについて考えたり、妻と話し合ったり、本を読んだり、情報収集したりして過ごしました。実際に「僕が家を建てる理由はだいたい百個くらいあ」るようです。まずは、3つ、記録してみました。